代表取締役社長 関谷 高志
私たちの会社は、中島飛行機株式会社 半田製作所を母体として、1950年に愛知県半田市で起業した歴史のある会社で、航空宇宙関連部品の製造と組立を中心に事業を行っております。今は、SUBARUグループの一員として、航空宇宙関係部品の製造を継続していますが、私たちの品質・価格・納期を評価していただき、SUBARUだけでなく、国内の航空機体メーカー各社様に製品を納めさせて頂いております。
部品加工分野では、航空機胴体内側の構造部材であるストリンガー(縦通材)成形、胴体・翼の前縁等のスキン(外板)のストレッチ成形やドロップ成形等の板金加工と熱処理を組み合わせた部品製造を主に行っております。
組立加工分野においては、ボーイング787の中央翼に用いられている炭素繊維強化複合材料(CFRP)の大型パネル組立、高強度アルミ合金からなる777、787の客室床面を支えるフロアビーム組立や防衛省向け機体の中央翼の桁構造組立、さらにヘリコプターのアルミ薄板構造組立やハニカムパネル構造組立等を行っています。
航空機は数十万点~数百万点という部品から成り立っております。それぞれの部品一つ一つが十分な品質を確保されることで、航空機の安全が保証されています。我々の製造している部品は、その一部分ではありますが、優れた品質の製品を作ることで、航空機を利用される方々の「安心」と「安全」を確保する重要な責任を担っております。
私たちの会社は、経営ビジョンにある通り「従業員」、「お客様」、そして「地域」を大切にし、社会に貢献する会社を目指しています。この考えに沿って私は、私たちの会社の「Vision:ありたい姿」、「Mission:使命」、「Purpose:存在意義」を定義しました。
変化の激しい、不安定な時代の中でも、一人一人が成長し、より良い製品をお客様にお届けすることで、成長する航空機産業を支え、豊かな社会の実現に寄与するとともに、ここで働くすべての人の人生を豊かに、そして充実して安全に笑顔で楽しく働ける会社を目指します。
1.従業員一人一人が安心して働くことができ、幸せとやりがいを感じる会社を目指します。
2.お客様の期待に応えるべく、技術の維持・向上に努めます。
3.地域と社会の発展に貢献し、信頼される会社を目指します。
輸送機工業 Vision:ありたい姿
〇国内随一の、航空機 準・機体メーカー
輸送機工業 Mission:使命
〇SUBARUの中京地区におけるHUB企業
〇他の国内航空機メーカーにもコンポーネントを供給する
〇従業員、地域、Tier2供給者に働く場を提供
輸送機工業 Purpose:存在意義
〇安全と品質第一の社会貢献事業
〇先端製造技術を具現化するフィールド
〇歴史と伝統を受け継ぎ、航空産業を支える要素
私たちは品質を第一に考え、お客様の信頼に応えます
輸送機工業株式会社では、社員がその個々の能力を十分に発揮し、仕事と生活の調和を図り、働きやすい雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定し継続していきます。
①子供が生まれる男女社員へ、産前産後休業、育児休業、産後パパ育休、育児休業給付金、育児休業中の社会保険料免除などの制度の周知を行う。
②働き方改革推進
時間外・休日労働の削減のための措置の実施
年次有給休暇の取得の促進のための措置の実施
社員が仕事と子育てを両立させることができ、すべての社員がその能力を十分に発揮できるようにするため、次のように行動計画を策定する。